
3.シーガル Seagull
★ SO−50(D−18タイプ)(現在無し)
- 表面板:スプルース単板
- 側板・背面板:マホガニー単板
- 指板:ローズウッド
- ネック:マホガニー(1本)
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- 使用アルバム:「月影行進曲」
- 「フィールズ」と対照的に、「シーガル」は私の買ったギターの中でもっとも安価な日本製手工ギターである。四国の塩崎さんという方が作っているこのギターは、私が買った当時(1989年頃)のスタンダードタイプで最低12万円という、驚異のコストパフォーマンスを誇っていた。なんか値段ばかり話題にしてしまって恐縮だが、かといって作りが雑かと言えばとんでもない話で、オール単板、マーチンを徹底的にコピーしたという精緻で堅実な作り、そして何よりその音の良さで定評があった。
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- このギターを扱っている店は数少なく、私は神田の「The
Guitar Workshop」というお店で手に入れた。このマーチンD−18のコピーモデルは、野太い音でお気に入りだった。購入後しばらくして、カワセ楽器でKヤイリのピックアップ「HS
Waltz」を搭載してもらい、カセット『月影行進曲』でメインギターとして使った。その中で初めて発表した曲「海猫飛翔曲」(1989)は、タイトルからおわかりの通り、シーガル・ギターに捧げられている。
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- なぜこんないいギターを手放してしまったのか、我ながら馬鹿なことをしたものだ。
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SS−50(OOO−18タイプ)
- 表面板:スプルース単板
- 側板・背面板:マホガニー単板
- 指板:ローズウッド
- ネック:マホガニー(1本)
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- 使用アルバム:「海猫飛翔曲」「オリオン」「赤岩組曲」「太陽の音楽」「Echoes From Otarunay Vol.1」「Echoes From Otarunay Vol.2」
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SO−50を下取りに出して手に入れたのが、このギター。中古で買ったこのモデルは、ブライトで程良く枯れた音色が心地よい。まさに国産オールドの気品を持つ一品。
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- 『オリオン』では、フィールズの代わりにメイン・ギターになってもおかしくないくらいだった。特にハーモニクスの美しさは文句無く、それを多用する「ウムレックル・ワルツ」にはベスト・マッチだった。
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- しかし、なぜかちょっと弾きづらい所があるので、今のところ使う機会はそれほど多くない。早く弦高調整してもらわなきゃ、と思いつつヤマハにかまけてしまい、時が経ってしまった。このギターには申し訳なかったのだが、これからは、機会があればもっと多くの録音で使っていきたい。
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- なお私は、CD『クライマックス・ラグ』(1999)でもシーガルを使っている。といっても自分のではなく、打田十紀夫さんからお借りした「ウチダトキオスペシャル(M−50)」である。基本的な作りはSS−50とそんなに違わないと思うのだが、これより多少大きめのボディシェイプにラウンド・カッタウェイがうれしく、またシビアに弦高調整されていて、とても弾きやすかった。おかげで、あの難曲「クライマックス・ラグ」の録音が何とかうまくいった。
- M−50は、打田さんのバシバシ!ガシガシ!というイメージとはひと味違う、とてもジェントリーで女性的なギターと言えるだろう(って打田さんに失礼か...)。
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- 現在この「シーガル」という銘柄と平行して、新たに「シオザキ」という高級手工ギターが世に出ている。次はシオザキも弾いてみたいなあ。

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